2020年10月17日
時間と嗅覚の連動
こんにちは。
愛知県名古屋市のフレグランス(香水)メーカー、ジャパンスタイルフレグランスの大野智恵美です。
毎年、10月に開催している作品展には、〈視覚と嗅覚の連動〉というタイトルがつけられています。
今年で7回目の企画となりました。
視覚で感じる絵画やオブジェの作品の世界には、その香りがして、その温度があり、そして音楽が流れる。
そんなことを考え始めたのは、学生の頃、初めて行ったフランスで、モネの睡蓮に囲まれたときでした。
美術館の一室をぐるりと囲む睡蓮の絵は、そのまま風景になり、水辺の空気は香りとなり、風となり、私の顔をなでるようでした。
そして、やがて弦楽器の音が遠くでするような。
こうして書くと、これは、白昼夢ですね、、、。
それから、私は、パリに行く度に、睡蓮に囲まれる心地よさを味わいに行くことになりました。
この体験を、どうにか、私にもどなたかに伝える方法はないものだろうか、と、考えたのが、〈視覚と嗅覚の連動〉という企画です。
今回は視覚からの情報を漆の作品から。
嗅覚からの情報は、その漆作品をモデルにデザインした香りです。
画像は、会場の懐韻さんがある四間道の街並みです。
秋の日の散歩に、お出かけくださいませ。
視覚と嗅覚の連動
漆香会
10月21日〜25日
in懐韻
会期中は、お食事のお客さま以外でも、作品展をご覧いただけます。
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